地盤について

家を建てるときには、まず地盤調査を行います。
そうする事で、これから家を建てる地盤が強いのか、弱いのかを知る事ができます。
しっかりとした地盤調査を行い地盤の状況を把握し必要な地盤補強を行い地盤が家を支えれるようにする事が大切な家作りの第一歩となります。

戸建て住宅で多い調査方法としては、スウェーデン式サウンディング試験とスクリュードライバーサウンディング試験があります。

スウェーデン式サウンディング試験は、試験機を回転させその回転数を計測して地盤の硬さを調べます。
土質は回転貫入時の音によって推定する為、調査員によってバラツキがでる場合もあり注意が必要です。
方法は、ほぼ同じですがスクリュードライバーサウンディング試験はロッド先端の周辺摩擦を判定する事により詳細な土質判定ができ土質に適した改良工法を選択できますので弊社では、スクリュードライバーサウンディング試験を採用しております。
その調査結果によって地盤改良が必要か不必要かを判断し、必要な場合には基本的に次のいずれかの工法を選択します。


地盤改良種類.png・表層改良工法:地表~2m程度までの弱い地盤に適してます。(低コスト)
セメントと表層の土を撹拌し締め固めて強い地盤を作ります。

・柱状改良工法:地表~8m程度までの弱い地盤に適してます。(中コスト)
強固な地盤までセメントミルク(セメント系固化剤と水を混ぜたもの)と土を撹拌して穴を掘り土とセメントミルクが固まり、円柱状の改良体が地盤内にできます。本数は構造計算により決定します。

・鋼管杭工法:地表~8m以上の弱い地盤に適してます。(約30m程度まで)(高コスト)
小口径の鋼管を杭状に貫入し建物の荷重を直接強固な地盤に伝えます。
鋼管杭には、耐食性に優れた一般構造用炭素鋼鋼管(JIS規格 腐食しろは建築基礎構造設計指針50年で1.0mm)定尺5~6mを使用して現場で溶接や接合金物を使いながら機械で地盤に回転圧入させ深い位置にある強固な地盤に配置します。

上記のいずれかの工法で地盤改良を完了したのち、第三者機関による地盤品質適合証明書を発行し20年間の地盤保証をします。

※地盤調査は標準仕様に含まれておりますが地盤改良工事は調査結果によって価格変動が発生する為オプションとなっております。

  • イベント