2019年3月19日

2019年3月18日

耐震等級3について

耐震等級とは住宅性能表示制度及び耐震診断により建物がどの程度地震に耐えられるのかを示す等級です。
現在は3段階の耐震等級があり、それぞれ条件が異なります。

●耐震等級1級:建築基準法と同程度の耐震力
       ・数百年に一度の大地震でも倒壊・崩壊しない(建築基準法レベル 震度6~7程度)
       ・数十年に一度発生する地震(震度5程度)は住宅が損傷しない程度
  ※建築基準法ギリギリに設定されている場合には、震度6~7程度の地震に対して損傷を受ける
   可能性がありますのでご注意ください。

●耐震等級2級:建築基準法の1.25倍の建物の強さ
  ※主に学校や病院などの耐震性能が等級2です。

●耐震等級3級:建築基準法の1.5倍の建物の強さ
  ※主に消防署や警察署など防災の拠点となっている建物は等級3です。

上記の耐震等級を取得するには、第三者機関である登録住宅性能評価機関(国土交通大臣登録)による
設計図書の確認と現場検査を受け耐震基準適合証明書を発行してもらう必要があります。

弊社では耐震等級3級標準仕様としております。
(但し、自由設計の為、制限等が発生する場合があります。)


耐震等級3

基礎について

布基礎.png●基礎は、建物を支える重要な部分です。
いくら丈夫な骨組みを作っても土台となる基礎がしっかりしていなければ安心できません。

戸建て住宅の基礎には、布基礎・ベタ基礎の2種類があり、弊社では耐震性の高いベタ基礎を採用してます。

・布基礎は、建物の柱や壁となる部分の下に基礎コンクリート(生コンクリート)を流し込む工法です。
床下の部分にはコンクリートを流し込みません。(防湿対策として薄いコンクリートを流し込む場合もあります。)
メージとしては建物の荷重を『線』で支えるような仕組みになってます。


ベタ基礎2.pngベタ基礎は、建物の柱や壁の部分だけではなく床下にまで基礎コンクリート(生コンクリート)を流し込む工法です。
イメージとしては建物の荷重を『面』で支えるような仕組みになってます。
建物を面で広く支えて荷重を分散させるので地震の揺れや不動沈下に強い基礎です。
面で支えるベタ基礎は、線で支える布基礎よりも地震の揺れによる傾きなどの影響を受けにくいですし地中からのシロアリや湿気の侵入を防ぐのにも有効な基礎です。
基礎配筋2.png
設計の段階で構造計算による鉄筋の太さ・間隔・生コンクリート強度などを決定し強固な基礎を作ります。

施工中においては、生コンクリートを流込む前に第三者機関である登録住宅性能評価機関(国土交通大臣登録)による基礎検査(配筋等)を行い隅々までチェックしてもらいます。

地盤について

家を建てるときには、まず地盤調査を行います。
そうする事で、これから家を建てる地盤が強いのか、弱いのかを知る事ができます。
しっかりとした地盤調査を行い地盤の状況を把握し必要な地盤補強を行い地盤が家を支えれるようにする事が大切な家作りの第一歩となります。

戸建て住宅で多い調査方法としては、スウェーデン式サウンディング試験とスクリュードライバーサウンディング試験があります。

スウェーデン式サウンディング試験は、試験機を回転させその回転数を計測して地盤の硬さを調べます。
土質は回転貫入時の音によって推定する為、調査員によってバラツキがでる場合もあり注意が必要です。
方法は、ほぼ同じですがスクリュードライバーサウンディング試験はロッド先端の周辺摩擦を判定する事により詳細な土質判定ができ土質に適した改良工法を選択できますので弊社では、スクリュードライバーサウンディング試験を採用しております。
その調査結果によって地盤改良が必要か不必要かを判断し、必要な場合には基本的に次のいずれかの工法を選択します。


地盤改良種類.png・表層改良工法:地表~2m程度までの弱い地盤に適してます。(低コスト)
セメントと表層の土を撹拌し締め固めて強い地盤を作ります。

・柱状改良工法:地表~8m程度までの弱い地盤に適してます。(中コスト)
強固な地盤までセメントミルク(セメント系固化剤と水を混ぜたもの)と土を撹拌して穴を掘り土とセメントミルクが固まり、円柱状の改良体が地盤内にできます。本数は構造計算により決定します。

・鋼管杭工法:地表~8m以上の弱い地盤に適してます。(約30m程度まで)(高コスト)
小口径の鋼管を杭状に貫入し建物の荷重を直接強固な地盤に伝えます。
鋼管杭には、耐食性に優れた一般構造用炭素鋼鋼管(JIS規格 腐食しろは建築基礎構造設計指針50年で1.0mm)定尺5~6mを使用して現場で溶接や接合金物を使いながら機械で地盤に回転圧入させ深い位置にある強固な地盤に配置します。

上記のいずれかの工法で地盤改良を完了したのち、第三者機関による地盤品質適合証明書を発行し20年間の地盤保証をします。

※地盤調査は標準仕様に含まれておりますが地盤改良工事は調査結果によって価格変動が発生する為オプションとなっております。

屋根について

強度とメンテナンス性の面から、弊社ではガルバリウム鋼板の立平葺または横葺きを標準としております。


< 暑さ対策 >
ガルバリウム鋼板は、太陽熱による影響を受けやすいため、ガルバリウム鋼板の下に断熱性・吸放湿性・吸音性に優れているインシュレーションボード(繊維板材)を敷き込み、金属屋根に響く雨音を低減すると共に屋内への熱の伝わりを和らげます。

< 耐震性 >
ガルバリウム鋼板は非常に錆にくく厚さも0.35mm~0.40mmと非常に薄く軽いことにより耐震性能が高くなります。
屋根が重いと建物の総重量が重くなり重心が高くなるため、地震の際に建物の揺れが大きくなってしまいます。
建物の揺れが大きくなればそれだけ倒壊してしまう可能性が高くなるので屋根を軽くすることは、建物の耐震性を向上させるうえで有効です。

主な屋根材の重さ(屋根面積1坪あたりの重量)は以下の通りです。
・日本瓦 160kg/坪
・セメント瓦 140kg/坪
・スレート(コロニアル) 68kg/坪
・アスファルトシングル 30kg/坪
・ガルバリウム鋼板 20kg/坪

ガルバリウム鋼板の重量は和瓦の1/8、従来より軽いとされてきたスレート屋根(コロニアル)のわずか1/3ほどの重量しかありません。
建物40坪(屋根面積20坪程度)の場合の屋根重さは、ガルバリウム鋼板0.4t、和瓦3.2tの重さがあります。


おもり.png

桧の強さについて

薬師寺.png●日本最古の木造建築物
奈良県にある法隆寺や薬師寺の塔はヒノキを使用しており1400年経過した今でも重い建物を支え続けています。








桧1 樹齢60年前後.png●耐久性
ヒノキは伐採してから200年間は強度が強くなっていき最大で30%程度まで強度が増します。
そして1000年ぐらい経って伐採時の強度に戻っていきます。
杉などに比べると成長が遅く杉が30~40年、桧が50~60年で一人前の柱材に使える大きさになります。
成長が遅い分年輪の間隔が狭く密になり強度と耐久性に優れています。

●耐水性
ヒノキは、多くの精油を含みヒノキ風呂にも使われるほど水にも強く殺菌・殺虫効果等もあるので土台や柱に使うことで
シロアリなどを寄せ付けません。

杉1 樹齢30年前後.png●耐火性
ヒノキは、熱伝導率が低いため火を付けても表面だけが燃え中心部までは燃えないので火災などに強い優れた材料です。

●日本住宅性能評価基準
国土交通大臣が定めた住宅性能の表示に関する基準で、その内の「劣化の軽減について」の等級でヒノキは75~90年も持つことが認められている一番高いグレードの等級3を得ています。

無垢材を使うのはなぜ?

いろいろな個所で使われる『無垢材』
そもそもどうして使われるのか、いや、私たちがどうして使おうと思うのか...。

その答えは、そこには明らかな"違い"があるからなんです。

まずは、お客様に成り代わる気持ちで率直に無垢材の事を考え、一つ一つ書き出してみました。

・無垢材のフローリングは合板と違い、梅雨時期もベタベタすることがない。
・冬は裸足でもひんやり冷たくなく温かみを感じる。
・建具や内装部材も無垢材にすることで、新築特有の科学的な嫌な臭いが全くなく、木の良い香りに癒される。
・アレルギー症状やシックハウス症候群に悩んでいる方が、安心できる人に優しい素材。

次に無垢材はメンテナンスが大変という話をよく耳にするが、果たしてどうなのだろうか?

・キズや凹みは濡れたティッシュで水を含ませ温まったアイロンで抑えると蒸気で戻る。
・劣化してきても無垢材の表面をサンドペーパーで削ると新品と同様になる。
・合板の建材メーカー品と違い100年先も同じものができる。
・無垢材は使い込むと風合いに深みが出て愛着が沸いてビンテージのジーンズのように"味"が出てくる。

次に、無垢材の持つ香り見た目についての特徴はどんなのもがあるのでしょうか?

・日本人に人気の"桧(ひのき)"

桧の魅力は、なんと言ってもあの香りです。
あの香りに包まれながら生活できるなんて...、考えただけでリラックスできます。
桧ほど香りが強くないものでも、天然の木の香りというものには癒し効果があります。
・無垢フローリングは、一本一本に異なる木目や節があるので、そんな一本一本が敷き詰められた床を見ていると、まるで自然の中にいるような安心感を得られる事でしょう。

などなど、無垢材は住まう側にとってのメリットの塊のような素材であることを認識しました。


自然素材にこだわるのはなぜ?

「シックハウス症候群」という病気は、予備軍を合わせると1000万人を超える患者がいると言われています。
コスト優先、均一な品質での大量生産の為に、化学建材を多用した工業化住宅を作り続けたこの日本の住宅産業が起こした結末ではないでしょうか。
シックハウス症候群の原因は、家屋など建物の建設や家具製造の際に利用される接着剤や塗料な祖に含まれるホルムアルデヒド等の有害溶剤、木材を昆虫やシロアリと「いった生物から守る防腐剤等から発生する揮発性有有機化合物があるとされています。
そのホルムアルデヒドや揮発性有機化合物などの体に悪い物質を使わないで家を建てることが可能であれば、『安心かつ安全な健康的住まい』で暮らすことが普通にできると、私たちは考えました。

『だからこだわりたい、自然素材に...。』

天然消臭塗り壁

天然消臭塗り壁には、高い特許技術により、優れた消臭性・空気清浄性を持つ固化材と、資源の再開発から生まれた消臭性に優れた天然粘土鉱物などからできた次世代の天然塗り壁です。
従来の珪藻土・漆喰などの塗り壁や光触媒塗料などより高い消臭・空気清浄化性を持ち、高い安全性と施工性、耐久性、付着性、調湿性に優れた室内空気質改善に役立つ天然塗り壁です。

成分は合成樹脂不使用!天然由来成分のみ配合。
F☆☆☆☆☆は不要の告示対象外製品です。

・マグネシウム無機塩(マグネシウム系固化材)
マグネシウム無機塩は、日本ではなじみが薄く、あまり知られていませんが、古くはエジプトのピラミッドや中国の万里の長城にも使用され、今も現存しているほど耐久性や強度に優れています。
海水から抽出された数類のマグネシウム無機塩などでできた天然バインダーを使用し、高い安全性と耐久性、付着性と低収縮性により剥離や対クラック性に優れ、弱アルカリ性で手荒れなどの心配も少なく、軽量かつ高い強度、調湿性があり、高温炉にも使用されるほどの耐火性と耐熱性もあります。そのため、従来の塗り壁に使用されている漆喰やセメント、デンプン糊や合成樹脂などよりの塗り壁の主成分・固化材として最適なのです。

・天然ゼオライト
火山灰が降り積もって固まった岩石を微粉砕したものです。珪藻土よりも多孔性で、調湿性、消臭性、空気清浄化性が非常に高く、あのセシウムの吸着にも利用されてます。

・石化サンゴ
沖縄の与那国島の地上に隆起した天然のサンゴの化石で、純度が高く、主にサプリメントや肥飼料、濾過材などに利用されています。

・シラスバルーン
鹿児島さんの火山灰(シラス)を焼成・発泡させたもので、軽量で、断熱性、遮音性があります。
身近では、せっけんやシャンプーなどにも利用されています。

・粘土鉱物
浄水上から発生する浄水発生土を再生加工したエコ原料で、活性炭より優れた消臭・空気清浄性能を発揮します。

・酸化チタン
天然鉱石を加工、焼成した鉱物由来の無機顔料です。
食品や化粧品、医薬品にも広く利用されている安全性の高いものです。

・メチルセルロース
天然に広く分布する木材の植物繊維セルロース(パルプ)を原料として加工され、食品や化粧品、医薬品などの添加物として広く利用されている安全性の高い増粘保水剤です。
※メチルセルロースを含まないタイプのあります。

・専用顔料(16色)
酸化鉄や天然鉱石を原料とした無機顔料と食品添加物に使用されている植物由来の分散剤とセラミック活性水でできています。

天然消臭塗り壁

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